2018年1月11日木曜日

月面探査目指すHAKUTO、コンテスト期限内の打ち上げ困難に

会見を行う、月面探査チーム「HAKUTO」代表の袴田武史氏

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月面探査ローバー「SORATO」のモックアップ

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 「HAKUTOとしては、Google Lunar XPRIZEからの離脱はない」――。会見の冒頭そう語ったのは、宇宙開発ベンチャーのispaceが運営する月面探査チーム「HAKUTO」代表の袴田武史氏だ。同チームは、米Google社が主催するロボット月面探査コンテスト「Google Lunar XPRIZE」に日本から唯一挑戦している(関連記事)。インドのチーム「TeamIndus」の打ち上げロケットや着陸船(ランダー)に相乗りすることになっていたが、数日前にコンテストの期限である2018年3月31日までの打ち上げ実施が難しいことが判明した。相乗り先のTeamIndusや、ロケット「PSLV」の打ち上げを担当するインドの宇宙研究機関ISROとの間で「打ち上げの調整がつかなくなった」という。HAKUTOが開発した月面探査ローバー「SORATO」は、TeamIndusの拠点であるインドへ向けて輸送を完了した矢先の出来事だった。

 今後、HAKUTOはTeamIndusと共に、コンテストを主催するXPRIZE財団に対して、コンテスト期限の延期を要請していくという。仮に、期限が延長されなかった場合、コンテストから離脱することになるが、HAKUTOとしては日本初の民間月面探査を達成すべく、引き続き挑戦を続けていく。

 袴田氏は、2018年1月9日夕方に海外メディアなどの報道で、今回の件を知ったという。その後、TeamIndusに事実を確認し、今回の発表に至った。打ち上げが難航している理由について袴田氏は明言を避けたが、TeamIndusの打ち上げ資金不足や技術的問題といった複合的な理由なのではないかと推測しているという。

 なお、HAKUTOは当初、米国チームとの相乗りを予定していたが、TeamIndusへの相乗りに変更したことで、打ち上げ資金が追加で必要になった。これまでに、ロケット打ち上げ資金の獲得を目的に、クラウドファンディングを実施している。現在のところ、TeamIndusとの相乗りの契約は継続し、これらの資金の中で今後の挑戦を続けていくとしている。

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http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/011110423/

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