2018年1月26日金曜日

群馬県知事、草津白根山噴火で国に支援要望

 草津白根山の噴火を受け、群馬県の大沢正明知事が26日、東京都千代田区の国土交通省などを訪れ支援を要望した。噴火のあった本白根山周辺の監視体制強化や、県内観光地への風評被害を防ぐため、旅行に関する正確な情報の発信を求めた。

群馬県の大沢正明知事(右)は高橋克法国土交通大臣政務官に要望書を提出した(26日、東京都千代田区)

群馬県の大沢正明知事(右)は高橋克法国土交通大臣政務官に要望書を提出した(26日、東京都千代田区)

 国交省では高橋克法国土交通大臣政務官に要望書を手渡した。観測機器を本白根山周辺にも設置することや草津町が設置するロープウエー山頂駅のカメラの改修支援を要望。キャンセルが相次ぐ草津温泉や万座温泉などでの需要回復のための事業実施や国内外の旅行会社などを対象とした招請事業の実施も求めた。高橋大臣政務官は「25日までに本白根山の状況を把握するため(噴火による空気の振動を観測する)空振計を設置した。気象庁とも連携し(その他の機器の設置も)早急に対応したい」と応じた。

 奥野信亮総務副大臣にも要望書を手渡し、財政措置の実施を求めた。大沢知事は訪問後、記者団に対し「草津や万座温泉は(噴火した本白根山から)5キロ以上離れており安全は確保されている。国内外に安全性を発信していきたい」と話した。

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26210940W8A120C1L60000/

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