堺市堺区海山町の住宅で、27日午後3時ごろ「息子が洗濯機に入った状態で、意識と呼吸がない」と119番があり、この家に住む男児(5)がドラム式洗濯機の中から意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。男児に目立った外傷はなかった。大阪府警堺署が28日、明らかにした。
同署によると、洗濯機は高さ約1メートル、幅約70センチ、奥行き約60センチ。父親(32)が1階の洗面所にある洗濯機の中にいる男児を発見し、通報した。洗濯機は動いておらず、ふたが閉まった状態だったという。
搬送先の病院の医師は男児が窒息した疑いがあると診断。同署は男児が誤って洗濯機の中に入って閉じ込められた可能性もあるとみて、司法解剖して詳しい死因や経緯を調べる。
男児は両親と3人暮らし。父親は「27日正午ごろ、男児と昼食を食べ2階で昼寝をしていたが、目を覚ますといなくなっていた。洗濯槽でぐったりしており、助けなければと思った」と当時の状況を説明している。母親は外出して不在だった。
ドラム式洗濯機を巡っては、2015年に東京都青梅市で小学2年の男児(当時7)が閉じ込められて死亡する事故が発生。消費者庁は「子供が勝手に入らないよう、使っていない時でも必ずふたを閉める」「チャイルドロック機能がない洗濯機はふたにゴムバンドをかけるなど工夫する」といった対策や注意を呼び掛けていた。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26249700Z20C18A1AC8000/
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