機内トイレに金塊５キロ＝密輸未遂容疑で６人逮捕－愛知県警

　金塊５キロを航空機のトイレに隠し密輸入しようとしたとして、愛知県警は２９日、関税法や消費税法違反などの疑いで、スリランカ国籍の会社社長ムハメッド・リザニ容疑者（４８）＝同県安城市今池町＝ら男女６人を逮捕した。中部国際空港（同県常滑市）で国際線から国内線に切り替わる機体に目を付け、消費税を免れようとした疑いがある。県警は６人の認否を明らかにしていない。
　逮捕容疑は昨年７月２３日、容疑者の１人が金塊５個（計５キロ）を持ってシンガポールを出国。台湾で中部空港行きの日航機に乗り換え、機内のトイレの壁の裏に金塊を隠し、中部空港で羽田空港行きの国内線に切り替わる同機に載せたまま出発させ消費税など約１８０万円を免れようとした疑い。
　中部空港で輸入を申告せず、国内線で輸送したように装えば消費税はかからない。同空港で警戒していた税関職員がトイレで金塊を見つけ、発覚した。（2018/01/29-20:27）

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