旅客機のトイレに金塊を隠し、密輸しようとしたとして、愛知県警はスリランカ国籍で愛知県安城市今池町1、中古車販売会社社長、ムハメッド・ラフイーク・ムハメッド・リザニ容疑者(48)ら男女6人を関税法違反などの容疑で逮捕した。 逮捕容疑は昨年7月、6人が他の仲間と共謀して金塊5個(計約2280万円相当)を密輸し、消費税8%分(約180万円)を免れようとしたとしている。
県警や名古屋税関によると、運び役の同国籍の男(32)が台北発中部空港行き日本航空機の後部にあるトイレの便座近くのパネルに金塊入りの袋を粘着テープで貼り付け、飛行機を降りた。税関が到着後の機内点検で金塊を発見。手荷物検査の際に同種の粘着テープを持っていた男から事情を聴き、金塊を隠したことを認めたことから密輸が発覚した。
同機は中部空港に到着後、国内線で羽田空港へ向かう予定だった。県警などは別の仲間が羽田行きの便に搭乗し、金塊を回収する計画だったとみている。逮捕された6人のうち5人は同中古車販売会社の役員と従業員。ムハメッド容疑者が密輸を計画し、他の容疑者が航空チケットの手配や金塊の換金などを分担していたという。
税関によると、金塊を機内のトイレに隠して密輸する手口は昨夏ごろから目立つという。関西国際空港では台北から到着し、国内線に切り替わる機内のトイレから金塊数十キロが見つかったケースもあった。【道永竜命】
https://mainichi.jp/articles/20180130/k00/00m/040/078000c
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