安倍晋三首相は31日の参院予算委員会で、1月11日に沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を中国海軍の潜水艦が潜った状態で航行した問題に触れ、「毅然かつ冷静に対応していく。安倍政権の決意を見誤るべきではない」と強調した。
潜水艦の航行への対応について「万全の態勢を取った」とし「日本の領土、領海、領空を断固、守り抜く」と語った。同時に、今年が日中平和友好条約締結40年に当たる点を踏まえた上で「両国は、北朝鮮問題をはじめ、アジアの平和と繁栄に大きな責任を共有している」と述べ、関係改善を進める考えを示した。
年末に予定する防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」の見直しに絡み、国内防衛産業の保護、育成を念頭に「防衛力を支えるさまざまな国内基盤を強化するための取り組みも重要な検討課題だ」と指摘した。
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