長期間の無断欠勤で職務を放棄したとして、岩手県警は26日、水沢署刑事課の熊谷陽平巡査部長(32)(岩手県奥州市)を懲戒免職処分にした。
発表によると、熊谷巡査部長は昨年11月23日以降、行方不明になっている。熊谷巡査部長は2004年採用。釜石署勤務などを経て17年3月に水沢署に配属され、刑事第2係の主任として暴力団や薬物捜査を担当していた。職務態度に問題はなかったという。長期間の無断欠勤が地方公務員法違反(信用失墜行為など)に当たると判断した。本来、懲戒処分は本人に通知するが、連絡が取れないため26日の県報に告示した。
11月22日夜に奥州市水沢区で車同士の当て逃げ事故があり、翌23日、同区内で熊谷巡査部長の車が一部破損した状態で見つかった。携帯電話は自宅に置いたままという。県警は熊谷巡査部長が何らかの事情を知っているとみて、行方を捜すとともに事故との関連を捜査している。
勝又薫首席監察官は「県民の信頼を大きく損ねたことを深くおわびする。職務倫理の徹底を図り、再発防止に努める」と陳謝した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180127-OYT1T50080.html
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