12人が死傷した草津白根山の本白根山(群馬県草津町、2171メートル)の噴火で、調査に入った産業技術総合研究所(産総研)などは24日、噴火口が複数あり、直径1メートルの噴石が飛散した可能性もあるとの見方を示した。降灰は火口周辺から北東に7~8キロ、幅は2キロ以上に及んだことも判明。火山性微動が同日午前と午後に計4回確認されており、引き続き警戒が必要としている。気象庁は同日、草津町と連携し、手薄だった監視態勢を強化する方針を決めた。