特定の国会議員を在日コリアンと決めつけた上で「股裂きの刑にしてやりたい」などとフェイスブックに投稿した奈良県安堵町の増井敬史町議(59)が25日、辞職した。ヘイトスピーチに当たるとして、議会が処分を検討していた。
増井町議は同日午後、町役場で森田瞳議長に辞職願を提出、受理された。議長によると「調子に乗ってしまった。迷惑を掛けて申し訳ない」と謝罪したという。
その後、取材に応じ「役場に批判が殺到して混乱させてしまったので、事態収束のため」と辞職理由を説明。投稿内容に関し「在日コリアンに対する差別意識はなく、インターネット情報に影響され(中傷した議員が)日本の国益を損なうやからだと思い、激しく憤って筆が滑った」と話した。
増井町議は平成27年に初当選し1期目だった。20日、自身のフェイスブックで国会議員を名指しして、慰安婦問題に絡めて「極悪非道の在日Korean」と批判。「万死に値する」「両足を牛にくくりつけて股裂きの刑にしてやりたい」などと投稿した。オウム真理教で殺害の意味で使われていた言葉を用い、首相経験者の議員を「ポアしてほしい」とした書き込みもあった。
町に抗議のメールなどがあった他、インターネット上でも「人種差別だ」「殺人予告だ」などと批判が相次ぎ、西本安博町長は25日、議長との連名で「町の信頼が損なわれ、大変重く受け止めている」とするコメントを町のホームページに掲載。町議会は26日に全員協議会を開いて処分について話し合う予定だった。
http://www.sankei.com/west/news/180125/wst1801250081-n1.html
0 件のコメント:
コメントを投稿