2018年1月22日月曜日

「教範」がネットオークションサイトに出品 流出か

 陸上自衛隊が隊員の教育訓練用に作成している「教範」と呼ばれる冊子や参考資料がインターネットオークションサイトに出品されていたことが陸自への取材で分かった。確認されただけでも50冊以上に上る。教範は市販されておらず、陸自は内部流出したとみて調査している。

 陸自などによると、出品されていたのは機関銃や戦車などの武器の取り扱い方や部隊の運用方法などを解説する教範。昨年12月ごろから同一のアカウントにより1度に約10冊ずつ出品されており、数千円~10万円程度で落札されていた。出品者は「民間人」を名乗り、「自衛官が故意に出品者に商品を提供した事実はない」と説明していた。

 教範は隊員が上司の許可を得て各部隊の共済組合などで自費で購入できる。法的に秘匿が義務づけられる秘密指定はされていないが、防衛省の訓令により教育訓練以外の使用は禁じられており、用済み後は廃棄することになっている。

 自衛隊の教範を巡っては、2015年に元陸将が元在日ロシア大使館付武官に譲り渡す事件が発覚。事件後は管理が厳格化され、購入時に目的外使用をしないとする誓約書の提出や上司の立ち会いが必要になり、部隊が指定した場所で保管することになっている。【前谷宏】

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https://mainichi.jp/articles/20180123/k00/00m/040/053000c

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