2018年1月22日月曜日

陸自「教範」ネットで売買 50冊以上、経緯を調査

 陸上自衛隊の部隊運用や武器の取り扱い方法について書かれた隊員向けの教範や参考資料が、インターネットのオークションサイトに多数出品され、売買されていたことが22日、陸自への取材で分かった。1月上旬時点で50冊以上が販売中や販売が終了しているのを確認した。

 防衛省の訓令で教育、訓練以外での使用は禁じられており、流出に自衛官が関わっていた場合、目的外使用で規律違反に当たるとみて陸自が調べている。

 陸自によると、出品が確認されたのは武器の取り扱い方法を記した「62式7.62ミリ機関銃」や戦い方の基本や射撃姿勢を記した「各個の戦闘訓練」など。いずれも特定秘密保護法に基づく「特定秘密」や、流出した場合に業務に支障を及ぼすと考えられる場合に通達に基づいて指定される「注意」「部内限り」には該当しない。

 各部隊の共済組合などでしか販売されておらず、購入には上司の事前決裁に加え担当者の付き添いも必要。普段は各自で鍵の付いた場所に保管するなど厳格な管理が求められ、部隊で各隊員が所持している本を把握し、定期的に過不足がないかチェックしている。

 出品者は1人とみられ、商品説明の欄には「出品者は、過去に一度も自衛官であったことがない民間人です。自衛隊法に規定される『防衛秘密の漏洩』には当たりません」などと記されている。

 陸自教範をロシア側に渡したとして、警視庁が自衛隊法違反などの容疑で元陸将の男性ら7人を書類送検した事件が2015年にあり、16年3月から取り扱いがさらに厳格になった。〔共同〕

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2598735022012018CZ8000/

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