
山形、山梨両県で女性宅に侵入して性的暴行を加えたなどとして、強姦(ごうかん)致傷や住居侵入などの罪に問われた元NHK記者の弦本康孝被告(29)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が18日、山形地裁(児島光夫裁判長)であった。検察側は「悪質性が高く常習的な犯行。被告に反省が見られない」と述べ、弦本被告に懲役24年を求刑した。弁護側は「被告が犯人だと断定できない」と、無罪を主張して結審した。判決は25日に言い渡される。
公判で弦本被告は、起訴された三つの事件について「やっていません」と関与を否定しており、現場に残された遺留物のDNA型鑑定の信用性が大きな争点となっている。検察側は「鑑定は通常の手法を使い、試料の保管なども適切だった」と主張。押収された弦本被告のパソコンに、被害者の1人の自宅内とされる写真が保存されていることや、弦本被告が書いたというメモに、一つの事件と似た状況が記されていることなども挙げている。
一方、弁護側はDNA型鑑定について「同じ試料を使った複数回の鑑定結果にばらつきがある」などと主張し、結果が信用できないとしている。弦本被告は被告人質問でパソコンの写真について「押収された後に何かしらされているんじゃないか」と、捜査側による改ざんの可能性を指摘。メモについては「偶然の一致」と話していた。(宮谷由枝、西田理人、田中紳顕)
https://www.asahi.com/articles/ASL4K6RD0L4KUZHB011.html
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