草津白根山の白根山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられ、「志賀草津道路」(国道292号)の火口に近い約8・5キロの区間が通行止めになった。冬季閉鎖を終え、20日に開通したばかり。重要な観光ルートで、麓の草津温泉の関係者は開通による経済効果を期待していただけに、今後の影響を不安視する声が漏れた。
「ゴールデンウイークを前に残念」

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群馬県草津町の黒岩信忠町長は取材に「ゴールデンウイークを前に残念だが、町は科学を第一に判断していく」と強調。「推移をある程度の期間、見なければならない」と述べ、当面の通行止めに理解を示した。
町によると、1月の本白根山噴火の影響もあり、1~3月に町を訪れた観光客数は前年同期比約5%減だった。志賀草津道路は国道では日本一高い標高2172メートルの地点を通り、夏場は景勝地・湯釜に向かう観光客らが利用する。
草津温泉観光協会の男性職員は「通行止めが続くと観光面の影響が大きい。長引かなければいいのだが」と述べた。

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