6棟全焼火災 原因調査続く/岩手・花巻市
2018年04月30日 18:03 更新29日、花巻市で住宅など6棟を全焼し、1人が死亡した火事で、30日現場の実況見分が行われ、原因の調査が続きました。市は全焼した家の人たちが市営住宅に入居できるよう準備を進めています。
うねるような赤い炎に包まれ、延焼した工場が激しく燃えています。29日午後9時前に花巻市高田で発生した火災です。アルバイト・佐々木伸浩さん(45)の住宅から出た火は延焼を続け、住宅とガラス製品を扱う工場合わせて6棟、およそ1150平方メートルを全焼しました。
(リポート)「現在、午前0時を過ぎました。今も白い煙が上がっています、あたりには焦げ臭いにおいが漂っています、今も必死の消火活動が続けられています」
(付近の住民)「なんかもうすごいパンパンパンパンって鳴っているような感じ」「(火は)すごかったですよ、炎がボワーっとなっていてね」
火はおよそ7時間半後に消し止められ、佐々木さんの隣の住宅の焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。警察は連絡が取れなくなっているこの家に住む熊谷ヤエさん81歳とみて、遺体の身元の確認を急いでいます。佐々木さんものどに軽いやけどを負いました。また火事の影響で周辺の合わせておよそ1200戸が8時間に渡って停電しました。火事が起きた現場はJR花巻駅から2キロほど離れた県道沿いの住宅が密集する地域です。佐々木さんの住宅から出た火は両隣りの合わせて4軒の住宅と、向かいの工場にまたたく間に燃え移りました。
30日は午前9時半から警察と消防が実況見分を行い、火事の原因を調べました。花巻市によりますと、29日夜は全焼した住宅の5世帯12人が近くの里川口公民館に避難し、一夜を明かしました。市は、5世帯すべてが早ければきょう中にも市営住宅に入居出来るよう準備を進めています。30日の実況見分は午後5時で終了し、警察と消防は1日も見分を行い引き続き原因を調べることにしています。
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