鹿児島県日置市の民家で3人が殺害された事件で、県警日置署捜査本部は8日、男性1人に対する殺人容疑で逮捕された無職岩倉知広容疑者(38)の供述に基づき、民家近くの山林から新たに男女2人の遺体が見つかったと発表した。遺体は民家の住人で、行方が分からなくなっている祖母久子さん(89)と父親(68)とみて身元確認を急ぐ。
捜査本部によると、岩倉容疑者は「5人とも家の中で殺した」と話しているという。今後、動機など事件の全容解明を進める。
2人の遺体は民家から約400メートル離れた山林内の空き地で見つかった。深さ数十センチの穴に一緒に埋められていたといい、近く司法解剖して死因を調べる。
岩倉容疑者は調べに対し、「父と祖母を殺害し、遺棄した」と供述。民家内で2人を殺害後、遺体を車で運んで埋めたと話している。
県警は空き地の近くに止めてあった1台を含む車2台を押収した。遺体を運ぶのに使われた可能性があるとみて調べる。
事件では、久子さんの長男で岩倉容疑者の伯父(70)の妻岩倉孝子さん(69)と、孝子さんの姉の坂口訓子さん(72)、近所に住む後藤広幸さん(47)が死亡しているのが見つかった。
捜査本部は8日、岩倉容疑者を送検した。また、司法解剖の結果、孝子さんと坂口さんは、いずれも頸部(けいぶ)圧迫による窒息死と判明した。(2018/04/08-22:12)

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