和歌山県白浜町の海水浴場で昨年7月、水難事故を装い妻を溺れさせて殺害したとして、殺人容疑で逮捕された運転手、野田孝史容疑者(29)=大阪市天王寺区=が当時「妻が溺れていた」と示した場所は水深2メートルほどで、医師の所見と矛盾することが20日、県警への取材で分かった。
県警が押収した野田容疑者のスマートフォンを解析した結果、事件前の検索履歴に「水死」や「見せかけて」などの単語が残っていたことも判明。野田容疑者が妻、志帆さん(当時28)の殺害を事故に偽装する方法を事前に調べたとみている。
捜査関係者によると、医師の所見では志帆さんの体内から大量の砂が見つかっており、浅瀬で顔を沈められて砂をのみ込んだ可能性がある。県警は野田容疑者の話と食い違うと判断。事件の発覚を恐れて虚偽の説明をしていたとみて調べている。
当時、現場の岩場周辺には遊泳客がおらず、志帆さんが溺れているのを目撃した人もいなかった。野田容疑者が監視員に助けを求め、共に救助した。
野田容疑者が昨年12月、以前勤務していた会社で商品を盗んだとして窃盗などの疑いで和歌山県警に逮捕され、「金が無かった」などと供述していたことも分かった。ペット用の衣料品約30万円相当を盗み、フリーマーケットアプリで売っていたとみられる。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29666090Q8A420C1AC8000/
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