3月19日の夜、名古屋市の公園周辺にとどろいた爆音に、住民らは一斉に外に飛び出した。「ドッカーンって、すごい音だった。あれ以来ちょっとした音でもびっくりする」。近隣の女性は当時の恐怖を語った。
少年が製造したとされる爆薬「過酸化アセトン(TATP)」は、威力が強く、高い殺傷能力を持つ。2005年にロンドン、15年にパリで多数の死傷者を出した同時テロ事件などで使われたことでも知られている。
昨年3月、愛知県一宮市の男性がTATPを自宅で製造する動画をインターネット上に公開し、警視庁が男性を書類送検した。動画にはアクセスが集中したという。
原料は市販の化学薬品など。製造に大掛かりな設備や器具は必要ないとされ、ネット上には「比較的簡単」といった安易な書き込みも見られる。
しかし、爆薬に詳しい専門家は「乾燥状態のTATPはわずかな摩擦でも爆発する」と指摘。中学生がミリグラム単位の誤爆で失明した例もあるといい、「素人が扱えば悲惨な結果を招く。興味本位で作ろうとするのは極めて危険」と強調する。(2018/08/20-13:25)![]()
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