23日
16時07分

3分35秒
台風20号 今夜接近・上陸へ、記録的な大雨のおそれ
強い台風20号が四国地方に接近していて、強い勢力を保ったまま上陸、その後、中国地方などに進む見込みです。
台風が迫る和歌山県串本町。強い風が吹きあれ、高い波は岩にあたり白く割れています。漁港では強い台風20号に備え、船を岸壁に固定する姿が・・・
Q.今回の台風について?
「ひどいと思うよ」(地元の漁師)
Q.仕事への影響は?
「もうずっと行っていない」(地元の漁師)
強い台風20号が北上中の太平洋に面する高知県・桂浜には23日も観光客の姿が。しかし・・・
「龍馬像も見つめる海なんですが、雨も降り出しましたね。そして、かなり高い白波が立っています。そのため、ここから浜へは高波のため、きょうは立入禁止ということのようですね」(記者)
「きょうは遊歩道の方も、お歩きいただくことができないので、皆さん(龍馬の)銅像でお写真撮ったら、同じ道でお帰りください!」(バスガイド)
一方、こちらは岡山県倉敷市真備町。先月の西日本豪雨で地区の4分の1が冠水し、大きな被害が出た地区です。復興の作業の真っ只中ですが、新たな台風への備えも行われていました。
「これ以上被害が出たら、立ち直れない」(地元住民)
「今のうちにできるかぎりのことはやっておこうと思って。用心に越したことはない」(地元住民)
強い台風20号は、四国・中国・近畿地方に向けて進んでいて、23日の夜にはかなり接近し、上陸する見込みです。このため、24日の12時までの24時間で、四国地方で800ミリ、近畿と東海地方で600ミリの記録的な量の大雨になる見込みです。そして、今回、気象庁が「特に」警戒を呼びかけているのが普段は雨が少ない瀬戸内海に面した地域で、兵庫県では350ミリ、岡山県で200ミリ、香川県で250ミリとなる見込みです。
すでに、交通機関などに大きな影響が出ています。空の便は、午後から全日空と日本航空で西日本の各空港へ向かう便が欠航し、23日はあわせて266便が欠航します。
「乗る予定の便が欠航で、今、便を切り替えて、条件付きの運航に乗る予定」(岡山へ帰る人)
Q.岡山だと台風は?
「水害のあとなんで心配です」(岡山へ帰る人)
そして、山陽新幹線は夕方から新大阪と広島間で上下線ともに運転を取りやめました。西日本各地の高速道路では西日本豪雨の応急処置が続いていて、今後、通行止めや交通規制が予想されていますが、東日本でも東名高速が静岡県の一部区間で高波のため通行止めとなっています。
台風が接近・上陸する23日夜から24日にかけて、列島各地では大雨・暴風・高潮などに厳重な警戒が必要です。
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