気象庁によると31日午後3時現在、台風21号は早くも「猛烈な勢力」に発達を遂げた。さらに成長を続けながら、1日には中心気圧905ヘクトパスカル(hPa)と発達のピークを迎える見通しだ。
米国ではハリケーンの強さをカテゴリー1〜5の階級で分けているが、日本では国際基準を採用して、台風の中心付近の10分間平均の最大風速で「強い台風」「非常に強い台風」「猛烈な台風」と識別している。
31日午後3時現在の中心気圧は915hPa、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速75メートルとなっているが、あす1日午前3時にはさらに発達して、中心気圧905hPa、最大瞬間風速は80メートルに達すると予想されている。
現在はマリアナ諸島近海を時速25キロで西へ向かっており、週明け3日には沖縄や奄美諸島にかなり接近する可能性が高く、大東島地方では大しけになる見込みだ。(動画は31日の台風21号を追った気象衛星ひまわり画像/NICT)
そのころには中心気圧はわずかに弱体化しているが、進行速度を落としながら進路を北寄りに変えて、4日にも四国沖に接近。5日の午前中くらいにかけて本州に上陸し、列島を縦断して日本海に抜けると予想されている。まだ予報円が大きく、進路はじょじょに絞り込まれる見通しだが、9月最初の週は、暴風や大雨など大きな影響がありそうだ。今後も最新の台風情報に注意してほしい。
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