2018年8月26日日曜日

安倍首相発言全文=自民総裁選出馬

 首相の自民党総裁選出馬に関する発言は次の通り。
 -総裁選告示まで2週間を切ったが、出馬についての考えは。
 日本を取り戻す。この志の下、党一丸となってこの5年8カ月、内政、外交に全力を尽くしてきた。5回の国政選挙において、国民の皆さまから安定的な政治基盤をいただき、誰にも働く場所があるまっとうな経済を取り戻し、外交においては日本の大きな存在感を取り戻すことができた。今こそ少子高齢化、激動する国際情勢に立ち向かい、次の時代の新たな国造りを進めていく準備は整った。この思いで昨年、総選挙に打って出た。そして国民の皆さまから大きな支持をいただいたのはわずか11カ月前のことだ。
 この国民の皆さまの負託に応えていくことは私の責任だ。来年、皇位の継承(があり)、そして日本で初めて20カ国・地域(G20)首脳会議を開催する。そして、そのさらに先には東京五輪・パラリンピックが開催される。まさに日本は大きな歴史の転換点を迎える。今こそ日本のあすを切り開く時だ。平成のその先の時代に向けて、新たな国造りを進めていく。その先頭に立つ決意だ。6年前、大変厳しい総裁選を戦った。厳しい総裁選となることは初めから分かっていたが、国民のため、日本国のために、それでもなお挑戦しなければならない。その決意は今でも変わりはない。その時の志にはいささかの揺らぎもない。
 そしてこの志を支える気力、体力、十二分であるとの確信に至った以上、責任を果たしていかなければならないと考えている。子どもたちの世代、そして孫たちの世代に美しい伝統あるふるさとを、そして誇りある日本を引き渡していくために、あと3年、自民党総裁として、首相として日本のかじ取りを担う決意だ。その決意の下、来月の総裁選に出馬する。
 -総裁選の争点は。
 総裁選の争点、これから先のまさに歴史の大きな転換点を迎える中にあって、日本の国造りをどのように進めていくか、どのような国造りをしていくかということが争点であろうと思う。そういう骨太の議論をしていきたいと思っている。
 -元幹事長が政策テーマごとの討論会開催を求めているが。
 これはまさにどのような総裁選にしていくか。それぞれの候補者が自分の考え方を持っているのだろうと思う。その中で自民党において選挙管理委員会があるから、その中で今までの総裁選と同じようにルールを決めて、しっかりと論戦を戦わせるべきなのだろうと思う。(2018/08/26-17:34)

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