岐阜市の「Y&M 藤掛第一病院」でエアコンが故障した部屋に入院していた80代の患者5人が死亡した問題で、病院側は29日、エアコンの故障している3階と4階の病室に入院している7人の患者全員をエアコンのある新館に移した。市が明らかにした。また男性の入院患者1人が同日、転院。市保健所は新たな患者を今後受け入れないよう病院を指導した。
岐阜県警は29日、今後死亡した5人を司法解剖するとともに、業務上過失致死容疑を視野に、管理態勢や死亡の経緯を調べるため、病院を現場検証する方針を固めた。病院側は5人の死亡をいずれも県警に通報していなかった。
市や病院などによると、3階には1~4人用の病室が8室、4階には1~5人用が6室ある。20日にエアコンが故障。病院側は両階で計9台の扇風機を置いたり、一部の患者をエアコンが故障していない病室に移動させたりしたが、26日午後8時40分~27日午前11時35分ごろ、3階で1人が、4階で3人がそれぞれ死亡した。
28日午後6時40分ごろに死亡した男性(84)も、24日の入院当初は3階にいたが、病院側は27日にエアコンが故障していない2階の病室に移動させていた。
市によると、病院には29日現在で、44人が入院しているという。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34755570Z20C18A8CN8000/
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