西日本を通過した台風20号は24日、日本海を北上し、温帯低気圧に変わった。25日朝にかけ、北海道付近で太平洋側へ進むとみられる。北海道には台風19号も温帯低気圧に変わって近づく見込みで、25日夜にかけて大雨となる予想。
気象庁によると、23日夜に徳島県に上陸した台風20号の影響で、24日未明までの24時間降水量は、奈良県上北山村で503・5ミリ、和歌山県田辺市で454・0ミリ、三重県大台町で438・0ミリに。広い範囲で30メートル以上の最大瞬間風速を記録した。
西日本では台風20号の通過後、高気圧の張り出しと台風による南風で、24日は気温が上昇。鳥取市の最高気温は全国で最も高い38・3度に、広島県尾道市は観測史上最高の37・4度まで上がった。
また北海道は二つの温帯低気圧の影響で、25日午後6時までの24時間降水量は、多いところで120ミリと予想され、26日も大雨になりそうだ。(山岸玲)
10府県で30人負傷
台風20号によるけが人や住宅被害が相次いだ。総務省消防庁の24日午後5時時点のまとめでは、兵庫県や和歌山県など10府県で30人が負傷した。うち大阪府堺市の70代の女性と泉大津市の男性(65)は強風で転倒し、足を骨折して重傷。住宅被害は京都府や和歌山県など13府県で75棟に上った。このうち一部損壊は47棟、床上浸水は6棟、床下浸水は22棟だった。
https://www.asahi.com/articles/ASL8S3D6JL8SUTIL003.html
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