東京都の小池百合子知事は24日、首都大学東京(八王子市など)をかつての「東京都立大」に戻すことを明らかにした。運営法人の「公立大学法人首都大学東京」が同日、小池氏に名称変更を報告した。都議会での議決や文科省への届け出、学生への周知期間を経て平成32年4月に改名。名称変更から15年で都立大が復活することになる。
小池氏は同日の会見で、「(首都大として)実績は重ねてきたので、ただ単にもとに戻すのではない。新しくステップアップをしていくというニュアンスだ」と強調した。
首都大は17年、石原慎太郎知事(当時)の主導で東京都立大など都立の4大学を統合して開学。しかし、大学が昨秋、学生向けに行ったアンケートでは「改善してほしい点」として半数近くが「大学名・知名度」と答えたほか、民間会社が昨年実施した調査でも認知度が首都圏120校中57位にとどまった。こうした経緯から、小池氏は7月に都庁で行われた会議で、「大学名を変えるくらいの大胆な改革を進めることも必要。『東京都立大学』も一つの考え方だ」と言及していた。
同法人が運営する産業技術大学院大も32年4月から都立産業技術大学院大に変更する。
https://www.sankei.com/life/news/180824/lif1808240033-n1.html
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