台風20号は温帯低気圧に、列島縦断で被害 風車・神社が倒壊
更新:2018-08-24 18:27
「秋田港に来ています。午後2時を過ぎたところなんですが、30分ほど前から雨・風ともに強くなってきました」(記者)
温帯低気圧になっても非常に激しい雨が降るおそれがあり、引き続き、警戒が必要です。
台風20号が縦断した西日本では大雨による被害が。
「午前6時の三重県紀宝町です。熊野川が増水し、道路にまで水があふれてきています」(記者)
三重と和歌山の県境を流れる熊野川が氾濫。周辺の住宅では床上浸水の被害も出ました。
「床の高さがこの辺まである。それがこれやから1メートルくらい」(浸水した家の住人)
神戸市北区では、土砂崩れが発生しました。線路ののり面が崩れ落ち、現在も復旧の見通しが立っていないといいます。
西日本を直撃した台風20号が各地に残した大きな爪痕。その特徴の1つが強風による被害です。兵庫県淡路島では信じられない出来事が。
「近くで見ると改めてかなり大きなものですね。かなり巨大な風車、およそ100トン以上あるということなんですね」(記者)
そこに横たわっていたのは、風力発電用の風車。高さおよそ60メートルの風車が根元から倒壊したのです。
「風車の根元がこちらですね。根元からバタンと倒れた状況がここからも見てとれますね」(記者)
兵庫県西宮市では、マンションの屋根の一部が強風で吹き飛ばされ、駐車場に停めてあった車を直撃。
「もうドーンという、何かがぶつかるような音」(住民)
三重県伊勢市では、観光名所の1つ、夫婦岩をつなぐしめ縄が流出してしまいました。
押しつぶされたように倒壊した神社。強風の影響で、ご神木が折れ、建物を直撃しました。
「ショックですね」(管理人)
各地で強風にあおられ、転倒する人が続出するなど、けが人も多数出ました。西日本の8地点で、最大瞬間風速40メートル以上を記録。和歌山市の友ヶ島では、なんと風速52.3メートルもの強風が吹き荒れました。
今回被害が出たのは、台風による強風だけではありません。静岡県浜松市で発生したのは突風です。被害が出たのは住宅6棟で、瓦や外壁が壊れました。
強風の影響は24日になって東京でも・・・
「手元の風速計12メートルを記録しました」(記者)
最大瞬間風速は20メートルを超えました。強風の影響で着陸しようとした飛行機も・・・
函館では、徐々に雨足が強まっています。北海道は24日夜から25日にかけて、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、警戒が必要です。(24日17:54)
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