ダブル台風からダブル低気圧へ 影響続く
2018年08月24日16:51
今週、日本列島に接近・上陸した2つの台風は、温帯低気圧に変わった週末も影響が続きそうです。さらに猛烈な暑さも続くでしょう。
北日本は大雨に警戒
徳島県に上陸したあと北上して日本海に進んだ台風20号は、きょう(24日)午後3時に温帯低気圧に変わりました。この後は北日本に近づく見込みで、その後を追うように台風19号も日本海から北日本に近づいて、温帯低気圧に変わるでしょう。台風が温帯低気圧に変わっても、影響が小さくなる訳ではありません。台風は風の強い領域が中心付近に集中しているのに対して、温帯低気圧は広い範囲で強い風が吹くのが特徴です。また、あす(25日)午前9時の予想天気図を見ると、ダブル台風から変わったダブル低気圧は前線を伴っています。南から暖かく湿った空気が流れ込むため、北海道や東北北部ではあすにかけて広い範囲で大雨になるでしょう。カミナリが鳴ったり、滝のような非常に激しい雨が降ることもありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。
本州付近も大気不安定、天気急変に注意
本州付近は、あす(25日)は晴れ間の出る所もありますが、南から湿った空気が流れ込むため山沿いを中心ににわか雨や雷雨の所がありそうです。夏休み最後の屋外レジャーを予定されている方も、天気の急変には十分に注意しましょう。あさって(26日)は広い範囲で晴れますが、気温の上昇とともに大気の状態が不安定になります。お出かけ日和の所が多いものの、空模様の急な変化にお気をつけください。
厳しい残暑、週末がピークに
向こう一週間も残暑が続くでしょう。特にピークとなるこの週末は、猛烈な暑さの続く所もありそうです。あす(25日)は全国的に朝から気温が高くなり、日中は広く30度以上まで上がるでしょう。内陸を中心に35度以上の猛暑日になる所もありそうです。福島市は38度、群馬県前橋市は37度の予想でうだるような暑さでしょう。あさって(26日)も、関東から西で35度前後まで上がる所が多く、東京都心も35度の猛暑日予想です。湿度も高めでかなり蒸し暑くなりますので、こまめに水分を補給するなど、熱中症対策を万全にしましょう。熱帯夜の所も多くなりますので、エアコンや扇風機を適切に使うなどして、体調管理をしっかりとするようにしましょう。月曜日以降も真夏日の所が多く残暑が続きますが、8月の終わりに向けて少し暑さが和らぎそうです。
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