2017年9月29日金曜日

背中に軽傷、教師が被害届 福岡の高校

 福岡市東区の私立高1年の男子生徒(16)が授業中に男性教師(23)を暴行する様子を撮影した動画がインターネット上に投稿され、同校の校長が29日、記者会見して暴行の事実関係を認めた。男性教師は背中に軽傷を負っており、同日、福岡・東署に被害届を提出した。同署が傷害容疑で調べている。

 動画は43秒で、男子生徒1人が教壇に立つ男性教師の背中や足を数回蹴った後、背中を拳で殴って胸ぐらをつかむ様子などが映っている。男性教師は男子生徒を制止したが、他の生徒たちからは笑い声が上がっていた。

 同校によると、男子生徒は28日午後の社会科の授業中、授業で使う予定のないタブレット端末を利用したことを男性教師から注意されて激高。動画は教室にいた別の生徒が撮影し、同日中に無料通信アプリ「LINE(ライン)」に投稿して知人らで共有された。このうち別の高校の生徒がツイッター上に投稿して拡散し、これを見た人から通報を受けた同署が29日未明に同校に連絡して発覚した。男子生徒は同日、登校していないという。

 同校は同日午前、全校生徒を対象に他に教師らへの暴力がなかったかアンケート調査を実施したが、確認されなかったという。校長は「世間をお騒がせして申し訳ない。道徳教育などを徹底し再発防止に努めたい」と話した。【柿崎誠】

Let's block ads! (Why?)

https://mainichi.jp/articles/20170930/k00/00m/040/139000c

0 件のコメント:

コメントを投稿