低気圧の影響で関東や東海で大気の状態が不安定になり、千葉県富津市付近では、1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。神奈川県などでも猛烈な雨が降っていて、気象庁は、低い土地の浸水や急な川の増水土砂災害に警戒するとともに、交通機関への影響にも注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、前線を伴った低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、関東や東海を中心に大気の状態が不安定になり、発達した雨雲がかかっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170928/k10011159001000.html
千葉県富津市付近では、レーダーによる解析で午前6時20分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
また、神奈川県三浦市で、午前5時40分までの1時間に統計を取り始めてから最も多い87ミリの猛烈な雨が降ったほか、静岡県天城山では、午前5時前までの1時間に、81.5ミリの猛烈な雨が降りました。
これまでの雨で、千葉県と神奈川県、静岡県では、土砂災害の危険が非常に高まり、自治体が避難勧告などを出す目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
発表されているのは、千葉県の富津市、市原市、勝浦市など、神奈川県の横須賀市と三浦市、葉山町、静岡県の伊東市、伊豆市、下田市などです。
関東と静岡県では、このあと数時間、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、29日の朝までに降る雨の量は、関東と静岡県の多いところで100ミリと予想されています。
気象庁は、低い土地の浸水や急な川の増水、土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。また、大雨の影響で鉄道など一部の交通機関に影響が出ているため、最新の情報を確認してください。
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