2017年9月28日木曜日

千葉中心に非常に激しい雨のおそれ 土砂災害など警戒を

低気圧の影響で関東地方では大気の状態が不安定になり、千葉県や神奈川県の各地で猛烈な雨が降りました。千葉県を中心に、このあと数時間非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は、引き続き土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、関東付近にある低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定になって関東では明け方から発達した雨雲がかかりました。

千葉県では気象庁のレーダーによる解析で、いすみ市付近と大多喜町付近で、午前7時半までの1時間におよそ100ミリ、富津市付近で午前6時20分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

また、神奈川県三浦市では午前5時40分までの1時間に統計を取り始めてから最も多い87ミリの猛烈な雨を観測するなど、この12時間の雨量が平年の9月1か月分にあたるおよそ200ミリに達しました。

これまでの雨で千葉県と神奈川県では土砂災害の危険が非常に高まり、自治体が避難勧告などを出す目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

発表されているのは、千葉県の富津市、いすみ市、大多喜町など、神奈川県の横須賀市と三浦市、葉山町です。

また、千葉県南部を流れる加茂川や君津市を流れる小糸川は、午前9時半の時点で氾濫危険水位を超えています。

大気の不安定な状態が続くため、千葉県を中心にこのあと数時間、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170928/k10011159001000.html

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