低気圧の影響で関東は大気の状態が不安定になり、千葉県の各地で1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。神奈川県などでも猛烈な雨が降っていて、気象庁は、低い土地の浸水や急な川の増水土砂災害に厳重に警戒するとともに、交通機関への影響にも注意するよう呼びかけています
レーダーによる解析で、千葉県いすみ市付近と大多喜町付近で午前7時半までの1時間におよそ100ミリ、富津市付近で午前6時20分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
このほか、午前7時までの1時間に千葉県が南房総市に設置した雨量計で88ミリの猛烈な雨を観測しました。また、神奈川県三浦市でも午前5時40分までの1時間に、統計を取り始めてから最も多い87ミリの猛烈な雨が降りました。
これまでの雨で、千葉県と神奈川県、静岡県では土砂災害の危険が非常に高まり、自治体が避難勧告などを出す目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。発表されているのは、千葉県の富津市、いすみ市、大多喜町など、神奈川県の横須賀市と三浦市、葉山町、静岡県の伊東市、伊豆市、下田市などです。
また、沿岸部を中心に風も強まり、千葉県勝浦市で(かつうらし)午前7時すぎに27.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。
関東では、このあと数時間、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、特に千葉県では局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
気象庁は低い土地の浸水や急な川の増水、土砂災害に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。また、大雨の影響で鉄道など一部の交通機関に影響が出ているため、最新の情報を確認してください。
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