ウォルフガング・ショイブレ氏は、8年間務めた独財務相のポストを退き連邦議会(下院)議長に就任することに同意したと、与党幹部が明らかにした。
メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のカウダー下院院内総務は27日、10月17日の会合でショイブレ氏を下院議長候補に指名する計画だと文書で発表した。財務省はコメントを控えた。
ショイブレ氏が新しいポストに移れば財務相の座が空き、CDU・CSUが自由民主党(SPD)および緑の党と連立について交渉する際の材料になり得る。いずれの党もまだ財務相ポストを求めてはいない。
ショイブレ氏は45年間、連邦議会議員を務めており、独政界の事実上の長老だ。24日の選挙で第2次世界大戦直後の時期以降で初めて極右政党が議席を得る運びとなったことを受け、ポピュリスト政党の押さえとしてショイブレ氏の議長就任を求める声が出た。
カウダー院内総務は「ショイブレ氏が議長就任に同意してくれたことは喜ばしい」と述べた。
原題:Schaeuble Ready to Leave Finance Ministry for German Parliament(抜粋)
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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-27/OWXWP76JIJUO01
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