政府・与党高まる警戒感、麻生氏「理解不能」

　　小池氏の動向について、政府与党の警戒感は増しているのでしょうか。総理官邸前から遊佐記者の報告です。
　民進党と希望の党の事実上の合流の動きについて、政府内からは「理解不能」といった批判が出ています。

　「我々から見たら極めて理解不能というのが今見た感じですかね。解党じゃないんでしょ？分党でもないんでしょ？何なんだかよく分からない」（麻生太郎 財務相）
　「たった一夜にして政策の協議が全くない中で、いつの間にか一つの政党になってしまっている。まさに選挙目当ての数合わせが進んでいるのではないか」（菅義偉 官房長官）

　また、菅長官は小池都知事の衆院選への立候補の可能性について「私は出てくるんじゃないかという風に思っています」と述べていて、小池氏が立候補するという前提で選挙戦略を進めていく考えのようです。

Ｑ、政府から新党への批判がでているが、自民党からも新党への批判はでているのか？

　政府と同様、自民党も小池氏を中心とした動きに警戒感を募らせています。

　希望の党と民進党の事実上の合流を念頭に、自民党の岸田政調会長は２９日午後「全く違う政策を訴えていた政党同士が一緒になろうとしているなど具体的な政策の訴えは見えてこない」と批判しました。

　自民党内では選挙後を見据えた小池氏の動きを予測する声も出ています。自民党のあるベテラン議員は「選挙の後の総理大臣指名選挙が本当のヤマ場になるのかも」と述べていて、希望の党の獲得議席次第では選挙後に自民党が小池氏にゆさぶられる局面がくるのではと警戒しています。

　小池氏の動向に神経をとがらす情勢は当面、続くものと思われます。（29日17:10）

Let's block ads! (Why?)

http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170929/Tbs_news_106794.html