レェ・ティ・ニャット・リンさん殺害事件は日本で暮らすベトナム人に大きな衝撃を与えた。事件から半年が経過した今も、ベトナム人社会には、幼い同胞の命が奪われたことに対する強い憤りがあふれている。
9月上旬、東京都港区のベトナム寺「日新窟」に、約800人のベトナム人が集まった。同寺ではこの時期、ベトナムの領土・領海を守って亡くなった戦没者や東日本大震災の犠牲者らを悼む慰霊祭が開催されるが、この日はリンさんの供養も同時に行われ、参列者が遺影を前に冥福を祈った。群馬県伊勢崎市の自営業、グエンティー・ゴッレーさん(43)は「日本社会に対する不安が高まっている。安心して子育てができる社会にしてほしい」と声を強める。
リンさんの父、レェ・アイン・ハオさんがインターネットなどを通じて始めた被告の厳罰を求める署名活動にも、多くのベトナム人が名前を連ねている。「死刑にしてほしい」「協力します」−。フェイスブックに寄せられた声は、9割以上が激励の声だ。東京都武蔵野市の大学院生の女性(25)は、「日本への留学希望者が多い理由のひとつは“安全”と思われているから。ちゃんと処罰が下らないと認識が変わりかねない」と話した。
アムネスティ・インターナショナル日本の報告書では、ベトナムは世界で最も死刑執行の多い国のひとつとされる。殺人や国家反逆罪などに死刑が適用されるほか、13歳以下の児童に対する強姦(ごうかん)、「極めて重大」な被害を及ぼした横領や麻薬売買なども死刑の対象となる。
詳細な数字は国家機密とされているが、2016年に下された死刑判決は少なくとも63件、死刑囚は681人を超えるとみられている。
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0926/san_170926_2663351621.html
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