公明党の長沢広明復興副大臣(参院比例代表)は26日、参院議員会館で記者会見し、知人女性を議員宿舎に宿泊させたと自ら明かした上で不適切な行為だったとして、議員辞職すると表明した。長沢氏は伊達忠一参院議長に辞職願を提出し、許可された。復興副大臣も辞任する。
衆院選を控えるこの時期に、党のイメージダウンにつながりかねない女性問題が発覚するのは、「クリーン」を掲げる同党にとって痛手で、執行部は早期の幕引きで選挙への影響を最小限に抑えたい考えだ。
長沢氏によると、今年5月ごろ数回にわたり知人女性を議員宿舎に泊め、入館用のカードキーも預けたという。今月24日に週刊誌から取材を受け、辞職を決断したと説明した。
長沢氏は「政治家としてふさわしくないという疑いを招くような振る舞いをしたことは大変申し訳ない」と陳謝。「清潔を旨とする公明党議員としての資格はないとの思いで辞職を決めた」と述べた。同党には離党届を提出し受理された。
公明党関係者は「しっかり態勢を整えないと選挙が危ない」と指摘。山口那津男代表は記者会見で、衆院選への影響について「最小限にとどめるように努力したい」と強調した。 (2017/09/26-17:55)
0 件のコメント:
コメントを投稿