31日午後11時40分ごろ、札幌市東区北17条東にある自立支援関連施設「そしあるハイム」から出火していると、通行人から110番があった。火災は約2時間後にほぼ消し止められたが、焼け跡から入居者とみられる男女11人の遺体が見つかった。
北海道警によると、出火したのは生活保護受給者を支援するための施設で、高齢者ら16人が入居していた。残る5人は生存が確認され、うち50~80代の男女3人は病院に搬送されたが意識はある。道警は死亡者の身元確認や出火原因の特定を進める。
同施設は旅館を改築した3階建ての賃貸アパート形態で、1、2階に入居者の部屋があり、3階は物置として使われていた。31日の昼には職員2人がいたが、夜間は不在だった。防火体制などについて消防の指導を受けたことはなかったという。
現場はJR札幌駅から北に約1キロの住宅街。(2018/02/01-05:21)
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