江崎鉄磨氏 |
軽い脳梗塞の疑いで公務を休んでいた江崎鉄磨沖縄北方担当相(74)=衆院愛知10区=が二十七日、体調不良を理由に辞任する意向を安倍晋三首相に伝えた。政府関係者が明らかにした。首相は後任に自民党の福井照衆院議員(64)=比例四国ブロック=を充てる意向。
二〇一二年十二月の第二次安倍政権発足以降、内閣改造を除いて閣僚が辞任するのは七人目。福井氏は当選七回で江崎氏と同じ自民党二階派に所属する。
江崎氏は今月十九日夜に体調不良を訴え、東京都内の病院に入院。一時的に脳の血流障害が起こる「一過性脳虚血発作」と診断された。二十四日にいったん退院したが、二十六日に再入院した。
菅義偉(すがよしひで)官房長官は二十六日の記者会見で、一週間程度の入院加療と在宅療養が必要と説明。自民党の二階俊博幹事長は、江崎氏の進退について「全ては任命権者が決める問題だ」と首相の判断に委ねる考えを示していた。
江崎氏は当選七回。国土交通副大臣などを歴任し、昨年八月の内閣改造で初入閣した。消費者および食品安全、海洋政策なども兼務する。
就任直後には「役所の原稿を朗読する」などと発言し、後に「言葉足らずだった」と陳謝。今年に入ってからも、衆院予算委員会の答弁でたびたび言い間違いをして、野党側から閣僚の資質を疑問視する声が上がっていた。
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