2018年2月25日日曜日
メガマウスの公開解剖、世界初の発見も
鴨川シーワールドで2月24日、北海道大学・仲谷(なかや)一宏名誉教授、沖縄・美ら海水族館、大阪・海遊館の協力のもと、「メガマウスザメ特別レクチャー&公開解剖」が行われた。今回のメガマウスザメの捕獲記録は、世界では111例、日本では22例目の世界的にも非常に珍しいサメ。公開解剖を行ったのは、2017年5月22日に房総半島の南に位置する館山市洲崎沖の定置網に迷入し、翌朝死亡した体長約5.4メートル、体重1.2トンの大型のメスの個体で、その希少性から調査研究に役立てたいと考え、鴨川シーワールドで引取り冷凍保存していた。“さめ先生”とも呼ばれている仲谷名誉教授の特別レクチャーでは、サメの生態やメガマウスザメに関する講義を実施。参加者は水族館で行われた学びの場に興味を寄せていました。続いて行われた公開解剖は、沖縄美ら海水族館と大阪・海遊館の解剖経験者の協力のもと、仲谷名誉教授の解説を交えながら進み、初めて目にする巨大なプロポーションと特徴的な大きな口に、参加者からは驚きの声が上がった。また、解剖の結果、世界初の例と考えられる「卵殻」を発見。引き続き調査を進めていくこととなった。公開解剖に参加した小・中学生49名には、メガマウスザメから切り取られた皮を記念品としてプレゼント。今後、鴨川シーワールドでは、採取した骨を使い標本の制作に挑戦する。成功すれば世界初のメガマウスザメの全身骨格標本になる予定だ。
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0225/nrn_180225_5592522278.html
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