26歳米国人男性を死体遺棄容疑で再逮捕へ
山中の2か所から遺体の一部が見つかった現場付近(26日午前9時55分、大阪府島本町で、読売ヘリから)=近藤誠撮影
大阪市西成区の民泊用の部屋で24日、行方不明の女性(27)(兵庫県三田市)とみられる遺体の頭部が見つかった事件で、兵庫県警は26日、大阪府北部と京都市内の住宅街の裏山など3か所で、切断された人の胴体や両腕、両脚を発見したと発表した。
女性への監禁容疑で逮捕された米国人の男が女性の遺体を遺棄したことを認め、その供述に基づき、25日夜に見つけた。県警は、遺体はいずれも女性とみて身元確認を進めるとともに、近く、男を死体遺棄容疑で再逮捕する方針。
男は、バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者(26)。発表では、同府島本町桜井と同町桜井台にある住宅街の裏山で衣服を身に着けていない胴体と両腕、京都市山科区上花山花ノ岡町の雑木林で両脚がそれぞれ見つかった。両腕には土がかけられていたが、それ以外は地面にそのまま置かれていた。
女性は今月15日に三田市内の勤務先を出た後、行方がわからなくなった。家族から行方不明者届を受けた県警の捜査で、女性が外国人と一緒に大阪市東成区のマンションにある民泊用の部屋に入ったことが判明。県警は22日、この部屋に宿泊していたバイラクタル容疑者を奈良市内で見つけ、女性を部屋に監禁したとして逮捕した。2人はスマートフォンの交流アプリで知り合ったとみられる。
さらに、バイラクタル容疑者がマンションから南西約5キロの大阪市西成区の宿泊施設で民泊を予約していたことがわかり、24日、室内で大型キャリーバッグから人の頭部を発見した。バイラクタル容疑者は「わからない」と監禁容疑を否認していたが、その後、女性の遺体を遺棄したと認め、遺棄場所を説明したという。
また、防犯カメラの映像などから、バイラクタル容疑者が18日、キャリーバッグを持ってマンションを複数回出入りしているのがわかっており、兵庫県警は、切断した遺体をバッグに入れて運び、それぞれ遺棄したとみている。
バイラクタル容疑者は1月下旬に観光目的で入国し、今月12日頃から18日まで東成区のマンションに宿泊していた。
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