国公立大学入試の2次試験前期日程が25日始まった。前期日程の志願者は前年より1060人少ない25万7862人、倍率は前年並みの3.2倍。
名古屋市千種区の名古屋大の東山キャンパスには午前8時ごろから受験生たちが続々と集まり、緊張した面持ちで試験会場の教室に向かった。
東京都杉並区の高校3年の男子生徒(18)は「将来はMRJのような航空機の設計に携わりたい」と工学部を志望。「必ず今回の試験で合格をつかみとる」と意気込んだ。経済学部を受験する愛知県刈谷市の女子生徒(18)は「過去問を解いて対策を積んできた。落ち着いて実力を出し切りたい」と力を込めた。
名古屋大によると、前期日程の志願者は、前年度に比べて29人増加の4752人とほぼ横ばい。倍率は前年度と同じく2.7倍になった。
東京都文京区の東京大も開門前の8時ごろから、受験生が集まった。化学系の研究者を志す北九州市の女子生徒(18)は理科I類を受験。「やるだけのことをやってきた。自分を信じてがんばりたい」と語った。
大学入試を巡っては大阪大、京都大で出題ミスが相次いで発覚。不合格とされた計47人が追加合格となった。福井市の男子生徒(18)は「もし自分が、と思うと不安だが、心配しても仕方ない。自分の力を出すだけ」と話していた。
国公立大前期日程の合格発表は3月1~10日。公立大の中期日程は同8日から、国公立大の後期日程は12日から始まる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2737622025022018CN8000/
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