警察署の留置施設で、被留置者に煙草を吸わせたなどとして、愛媛県警監察官室は23日、中予地域の警察署の20代の男性巡査を停職1カ月の懲戒処分にした。巡査は同日付で辞職した。
監察官室によると、巡査は警察署の留置係員として勤務していた平成29年5月30日深夜、留置されていた男性から求められるままに自分が持っていた煙草1本を差し出して吸わせたほか、同6月2日深夜にも、同じ男性と別の被留置者の男性の2人にそれぞれ煙草1本ずつを吸わせた。さらに、同8日には留置されていた男性に、施設内に備え付けていたプラスチック袋8枚を手渡したとしている。
同年9月、留置されていた男性が自らの公判で、プラスチック袋の入手先を、巡査の名前を出して供述したことから発覚した。
巡査はこのほかにも、被留置者同士が本やパンをやりとりする際の「運び役」も、求められるままに数十回も繰り返していたという。
巡査は本やパンを渡すくらいは問題ないと安易に考え、エスカレートして断り切れず煙草を吸わせたとみられる。監察官室は不適切な職務執行で、信用失墜行為にあたるとして処分した。
http://www.sankei.com/west/news/180224/wst1802240060-n1.html
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