2018年2月25日日曜日

青森県知事、防衛相に漁業補償など要請 米軍タンク投棄

 米軍三沢基地(青森県三沢市)所属のF16戦闘機が燃料タンク2本を小川原湖(同県東北町)に投棄した問題で、三村申吾・青森県知事は24日午前、小野寺五典防衛相と防衛省三沢防衛事務所で面談し、休漁となっている漁業者への補償などを要請した。同席した東北町長も同様の要請を行った。小野寺防衛相は「休漁を大変重く受け止めており、しっかりと誠意を持って適切な形で対応させて頂きたい」と応じた。

 三村知事は要請後の取材に「国として迅速に対応してほしい。米軍は、地域の中においての基地の存在をもう一度強く認識してほしい」と話した。県はF16の飛行停止は求めなかった。

 その後、小野寺防衛相と三村知事はそれぞれ小川原湖を視察した。

 一方、海上自衛隊は同日午前、水深約10メートルの湖底で燃料タンクの破片を発見し、引き揚げた。日米地位協定に基づき、破片は米軍に引き渡され、三沢基地に運ばれた。前日までの捜索で浅海用音響測深装置(MBES)の反応が強かった地点にダイバーが潜り、長さ3メートルほどの破片2個と1メートル以下の破片23個を見つけたという。(姫野直行)

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https://www.asahi.com/articles/ASL2S3CJ6L2SUBNB003.html

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