2017年12月15日金曜日

海保、北朝鮮漁船の画像公開 EEZで違法操業

 海上保安庁は15日、日本海にあるイカやエビの好漁場「大和堆(やまとたい)」の排他的経済水域(EEZ)で違法操業する北朝鮮漁船を取り締まる画像を公開した。海保は9月以降、違法操業する漁船延べ約1100隻に退去警告し、EEZから排除した。11月下旬以降は北朝鮮漁船はほぼ確認されなくなった。

2隻の北朝鮮籍漁船(左)を取り締まる海上保安庁の巡視船(10月)=海保提供

2隻の北朝鮮籍漁船(左)を取り締まる海上保安庁の巡視船(10月)=海保提供

 海保が公開した写真と動画は9~11月に撮影された。動画には高い波に揺られながら航行する北朝鮮漁船に、海保の巡視船が退去するよう電光掲示板で繰り返し警告している様子が映っている。警告に従わない北朝鮮漁船に巡視船が放水し、漁船の乗組員が海中に下ろしていたいかりを引き揚げる様子も確認できる。

 動画に映っている漁船は全長30~40メートルの鉄製の鋼船で、9月以降に新たに姿を見せるようになった。鋼船の周辺には全長10~15メートルの小型の木造船の姿も確認できたという。秋から冬の日本海は天候が荒れて波が高くなり、木造船での漁業が困難で、鋼船を使っている可能性があるとみられる。

 海保によると、15日正午時点で北朝鮮籍とみられる木造船の漂流・漂着件数は89件と過去最多で11月以降に急増している。海保は日本海で操業していた木造船が相次いで難破した可能性があるとみている。

 大和堆での北朝鮮漁船の違法操業を巡っては、海保は7月に同海域に巡視船を派遣して取り締まりを強化。8月中旬以降は北朝鮮漁船は一時見られなくなったが、9月以降は同海域で違法操業が再開していた。

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2469893015122017EA3000/

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