滋賀県近江八幡市や堺市の民家に堺市堺区の無職、渡辺彰宏さん=当時(31)=を監禁し衰弱死させたとして堺市のアルバイト、井坪政容疑者(29)ら男女5人が逮捕された事件で、グループが渡辺さんの監禁の様子をインターネット電話サービス「スカイプ」を使って中継しながら監視をしていたことが28日、分かった。渡辺さんを支配下に置いた状態は約1年にわたり続いていたとみられる。
捜査関係者によると、5人は昨年9月ごろから渡辺さんを監禁。堺市内から近江八幡市内の民家に渡辺さんを移動させた後は、渡辺さんの様子を「スカイプ」で仲間に中継していた。堺市内の民家では、部屋に監視カメラを設置していた。
捜査関係者によると、渡辺さんは約5年前から通っていた堺市西区のムエタイジムで、後から入った井坪容疑者と知り合った。
渡辺さんは運転手役など使い走りにさせられていたといい、監禁中は全裸におむつを履かされ、十分な食事を与えられないまま、吐いたものや排泄(はいせつ)物を食べさせられたり、殴る蹴るなどの暴行を加えられていたという。
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大津地検は28日、殺人と監禁の罪で、井坪容疑者ら5人を起訴した。他に起訴されたのは、いずれも無職の萩原真一(39)=堺市堺区▽宮崎佑佳(24)=同▽飯星飛香(29)=同▽大阪市住之江区の亀井徳嗣(22)-の4被告。
http://www.sankei.com/west/news/171228/wst1712280115-n1.html
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