民進党の蓮舫元代表は26日、離党届を提出するとともに、立憲民主党に入党を申し入れた。民進党は年内の新党移行を断念し、党組織を維持したまま再建を目指すことを確認したが、代表経験者の離反で混迷がさらに深まるのは必至だ。
蓮舫氏は同日、記者会見を開き、民進党離党を決断した理由を説明した。
立憲民主党は26日の常任幹事会で、民進党を離党した有田芳生、江崎孝、風間直樹各参院議員と立憲会派に所属している無所属の山尾志桜里衆院議員の入党を了承した。これにより立憲は衆院だけでなく、参院を含めた国会議員数の合計でも野党第1党となった。有田氏ら3人は民進党に離党届を提出し、25日に受理された。
一方、民進党は26日、衆参両院議員と地方組織幹部の合同会議を参院議員会館で開き、立憲民主党と希望の党に統一会派の結成を呼び掛けることを決定。大塚耕平代表は「できる限り早期に新しい党として生まれ変わることを目指す」と表明し、立憲、希望両党に分かれた民進系の現職議員、衆院選落選者の再結集を目標に掲げた。
だが、この後の立憲、民進両党幹事長会談で、立憲の福山哲郎氏は統一会派への参加を拒否する考えを伝えた。(2017/12/26-18:51)
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