宮内庁は18日、天皇陛下が2019年4月30日に退位された後、皇后さまとともに皇居・御所(東京都千代田区千代田)から東宮御所(東京都港区元赤坂)に転居し、皇太子ご一家と入れ替わると発表した。御所と東宮御所は陛下の退位後に改修工事に着手する。宮内庁は、改修工事が完了するまでの間の両陛下の仮住まいを旧高松宮邸(港区高輪)とすることも発表した。
御所の工事は調理室や機械設備の改修が目的。陛下が退位し、皇后さまとともに旧高松宮邸に移った後に開始する。
新天皇になられる皇太子さまは、御所の改修が完了するまで現在の住まいの東宮御所にとどまり、皇居に「通勤」して公務に取り組む。御所の改修が完了し、ご一家で御所に転居した後に東宮御所の改修工事を始める。東宮御所の改修では両陛下の高齢を考慮してエレベーターの新設などを行う。
工事完了後、両陛下は旧高松宮邸から東宮御所に移る。陛下は退位すると「上皇」になるため、両陛下が入居した後の東宮御所の名称は上皇の住まいを指す「仙洞(せんとう)御所」になる。
旧高松宮邸は陛下の叔父にあたる高松宮さまと高松宮妃喜久子さまの住まいだった。04年12月に喜久子さまが亡くなってからは無人で、「高輪皇族邸」として宮内庁が管理している。退位後の陛下が旧高松宮邸に転居する時期は未定だが、宮内庁は仮住まいの期間が1年半以内になるよう準備を進める。
退位に伴う皇室の新たな住まいは建設されない。皇位継承の費用を抑えるため、既存施設を活用するのが陛下と皇太子さまの意向だという。陛下は皇太子さまができるだけ早く御所に転居して公務に取り組めるよう、御所の改修を優先し、自らは仮住まいする考えを示したという。
皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となられる秋篠宮さまの住まいは、老朽化して手狭なため増築工事などを行う。隣接する皇室共用施設「赤坂東邸」も宮邸に組み込む。【高島博之、山田奈緒】
https://mainichi.jp/articles/20171219/k00/00m/040/071000c
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