17日午後2時ごろ、さいたま市大宮区宮町4の風俗店「Kawaii大宮」で「煙が充満して逃げられない」などと多数の119番があった。埼玉県警大宮署や同市消防局によると、同店が入る鉄筋コンクリート3階建て(延べ床面積195平方メートル)のビルが焼け、3階から性別不明の1人の遺体が見つかったほか、心肺停止状態で病院に搬送された40~50代くらいの男性1人と20代くらいの女性2人の死亡が確認された。
病院に運ばれたのは20~50代くらいの男女11人(男性6人、女性5人)で、うち男女8人(男性5人、女性3人)は重軽傷とみられる。2階以上の燃え方が激しく、2階か3階から火が出たとみて出火原因を調べている。
現場はJR大宮駅から北に約450メートルの、飲食店や風俗店が入ったビルなどが建ち並ぶ一角。消防車約20台が出動して消火活動にあたり、約5時間後の午後6時50分ごろに鎮圧した。周囲には煙や焦げた臭いが立ちこめ、近隣の風俗店から避難した女性従業員らが心配そうな表情で消火活動を見守った。
火元の店舗近くの風俗店に勤める40代の女性従業員は午後2時ごろ、煙の臭いに気づいて店の裏側の扉を開け、火事を知った。「出火元のビルの3階から煙と炎が上がり、バンと爆発音が聞こえて119番した。何度もドン、バンと音がして火の粉が舞っていた。店の女の子が意識不明で運ばれたと聞いた。怖いです」と不安そうに話した。女性によると、火元の店舗に在籍している女性は10代後半から20代が中心という。
この女性と同僚の40代女性によると、火元のビルには今年2月まで別の風俗店が入居しており、自身も働いていた。「当時はビル1階にフロントと個室6部屋、2階にも個室6部屋があり、3階に男性客の待合室と女性従業員の待機室があった。ビル内はたばこの煙などでも火災報知機が作動することがあったが、こんなことになり残念」と肩を落とした。【中川友希、三股智子】
https://mainichi.jp/articles/20171218/k00/00m/040/007000c
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