強い台風9号は29日午前、沖縄・先島諸島の南海上を北北西へ進み、気象庁は高波に警戒し、強風に注意するよう呼び掛けた。9号は29日午後に台湾を直撃し、30日午前に中国大陸に上陸する見込み。
一方、5号は小笠原諸島に接近し、暴風や高波、大雨に警戒が必要。5号は8月3日にかけて小笠原諸島近海にとどまると予想される。
最大瞬間風速は沖縄・石垣島で29日午前8時15分すぎに22.6メートル、小笠原諸島・父島で同6時40分ごろに29.8メートルを観測した。
9号は29日午前9時、先島諸島の南海上を時速15キロで北北西へ進んだ。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。半径110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、南側390キロ以内と北側280キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
台風5号は父島の東約70キロの海上を時速15キロで南西へ進んだ。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。半径80キロ以内が暴風域、北側390キロ以内と南側220キロ以内が強風域。(2017/07/29-11:13)
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