大学教授らが下村氏告発＝加計学園パーティー券問題

　自民党の下村博文幹事長代行の事務所が、学校法人「加計学園」側から後援組織の政治資金パーティー券代として計２００万円を受領した問題で、「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之神戸学院大教授らは３１日、政治資金規正法違反容疑で下村氏ら３人に対する告発状を東京地検に提出した。
　告発状では、下村氏を支援する政治団体「博友会」は２０１３、１４年に開催した政治資金パーティーをめぐり、加計学園の秘書室長（当時）からそれぞれ１００万円を受領。しかし、下村氏と博友会の会計責任者らは政治資金収支報告書に記載せず、同法違反の疑いがあると指摘している。
　下村氏は６月に会見を開き、「１００万円は１１の個人や企業が購入したパーティー券の合計で、秘書室長は預かって持参しただけだ」と反論している。上脇教授らは、この主張が事実だとしても、パーティー券のあっせん者の記載がなく、同法に違反しているとした。（2017/07/31-12:20）

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