二十八日午前十一時三十五分ごろ、千葉県君津市向郷(むかいごう)の「かずさオートキャンプ場」近くの小櫃(おびつ)川で「子どもが流された」と通行人から一一九番があった。君津署などによると、男児(5つ)と女児(8つ)が一時流され、助けようと川に入ったキャンプ場管理人の永島より子さん(59)=君津市=が溺れ、搬送先の病院で死亡した。男児は母親らに救助されたが意識がはっきりしない状態。女児は命に別条はないという。
君津署や君津市消防本部によると、子ども二人を含む同県船橋市の三家族十人は、二十七日からキャンプに来ていた。二十八日午前、子ども七人が川で遊んでいた際、二人が流された。母親三人はキャンプ場でバーベキューの後片付けをしており、騒ぎを聞いた管理人の女性が助けようとして溺れたとみられる。男児は母親や別の通行人に救助された。消防によると、女児は消防隊が駆けつけた際に対岸にいたという。
現場はJR久留里(くるり)駅から西に約三百三十メートル。キャンプ場から約百メートル離れた川岸の浅瀬付近で、川幅は約三十四メートル。当時、川の流れは穏やかで水深は三〇センチ〜一メートルだったが、一メートルを超える深さの所もあった。
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