2017年7月29日土曜日

安保理、北朝鮮ミサイルで緊急会合調整 米など圧力強化へ

 【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は28日、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、緊急会合の開催に向けて調整に入った。北朝鮮の度重なる挑発行為に対し、米国は改めて制裁強化の必要性を訴えるとみられる。日本も米国と同様に圧力を強めたいが、北朝鮮の「友好国」であり、常任理事国である中国やロシアが反発する可能性もある。

 米国防総省は北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて大陸間弾道ミサイル(ICBM)だとの見解を発表している。安保理は北朝鮮によるミサイル発射を非難する報道声明の発表や緊急会合の開催に向けて水面下で調整を始めたとみられる。

 北朝鮮によるICBMの発射は7月4日以来で、米大陸を射程に収めるICBMの発射に日米韓は警戒を強めている。米国は安保理で石油の禁輸や航空・海上輸送の制限など追加制裁に向けた議論を進めたい意向だが、常任理事国で拒否権を持つ中国やロシアが慎重姿勢を崩しておらず、協議は難航している。

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http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN28H2X_Z20C17A7000000/

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