温泉を活用したアトラクションを楽しめる「湯~園地」が29日、大分県別府市の遊園地・別府ラクテンチで実現した。馬車が浴槽になったメリーゴーラウンドなど、8種のアトラクションを用意した。31日まで。
別府市は、主にインターネットで出資を募る「クラウドファンディング」で運営資金を調達し、8200万円近くを集めた。一定額を提供した人に限り、入園を認めているが、3日間で約1万2千人の来場を見込む。
「湯~園地」はもともと、市が昨年制作した観光PR動画に登場した架空のテーマパーク。長野恭紘市長は、再生回数が100万回を超えたら実現させると動画内で宣言した。動画投稿サイトでの公開から3日間で目標回数を突破した。
動画では座席に湯を張ったジェットコースターが登場したが、レールに湯がこぼれるとブレーキに支障が出るため、温泉成分を含む泡で代用することにした。
水着の上からバスタオルを巻き、ジェットコースターに乗った別府市の会社員赤木裕子さん(28)は「ここだけで味わえる非日常感に興奮した。泡も気持ち良く、気分がさっぱりした」と笑顔を浮かべた。
園内には九州北部豪雨で被災した地域を支援するため、募金箱や大きな被害が出た大分県日田市の物産販売コーナーも設置された。
http://www.sankei.com/region/news/170730/rgn1707300045-n1.html
0 件のコメント:
コメントを投稿